【体験談】大嫌いだったはずのアル中の父親が亡くなった
2025年12月23日12月19日、仕事場へ突然電話。父親が救急車で運ばれた。心肺停止だった。亡くなった。
突然死だった。
父は酒飲みで、いわゆるアル中だった。
夫婦喧嘩ばかりで、母に暴力をふるうこともあった。
正直、私は父親が大嫌いだった。
「早く死ねばいいのに」
「親が長生きしても迷惑なだけ」
そんな言葉を、心の中でも、口に出しても、何度も言ってきた。
亡くなった日のことを聞いた。
その日も、父は酒代をくれと母と喧嘩になり、暴力をふるっていたらしい。
そして階段から落ち、骨折した。
骨折の痛みで動けず、食事もできず、
3日間、飲み食いをしないまま——冷たくなっていた。母親が朝起こしに行って冷たくなった父親を発見し、救急車を呼び『あー良かった、助けてください』73歳の少しぼけた母親は救急隊員にそう言った。可哀想に。しかし父はもう死んでいたようだ。
低血糖による突然死だった。
あまりにも、あっけなかった。
大嫌いだったはずなのに。
思い出すのは、楽しかった記憶ばかりだ。
小さい頃、笑っていた顔。
一緒に出かけたこと。
何気ない会話。
不思議なくらい、嫌だった記憶より、
「楽しかった思い出」ばかりが浮かんでくる。
こんなに悲しい出来事は、
人生で初めてかもしれないと思った。
「いつもの夫婦喧嘩だろう」
そう思って、実家に様子を見に行かなかった。
行っていれば、何か変わったかもしれない。
せめて、顔を見に行っていれば。
誕生日プレゼントを渡していれば。
後悔ばかりが頭をぐるぐる回る。
もう二度と会えないという事実が、
まだ信じられない。
夢を見ているようで、
現実味がなくて、
それなのに、胸だけがずっと苦しい。
辛くてたまらない。父親が亡くなって、悲しい私と何も変わらない日常と、人ごとの葬式屋さん。仕事場も事務的で、この世に味方はいないのかとさえ思う。こんなに辛いとは思わなかった。私の人生で1番悲しかった。
大嫌いだった。
でも、嫌いだっただけじゃなかった。
許せないこともあった。
傷つけられたこともあった。
それでも、
「父親が死んだ」という現実は、
こんなにも重くて、悲しい。
この気持ちに、名前があるのか分からない。
ただ、私は今、とても悲しい。
後悔しないように、親に優しい言葉をかけてあげてくださいね。
初めてのお葬式、色々学ぶ事がありました。記事に書きたいのだけど、もう少しだけお休みして、書けるようになったら書きたいと思います。
親大事にしてますか❔